1週間がたって

大震災から1週間がたった。

我家は築35年ほどたっているが重量鉄骨の厩舎なので地震には強かった。
直接の被害は小さなダンボール一個分ぐらいの壊れた食器類だけであった。

人の食料も水も我家で仕事をしてくれているマサノリ君が被害のなかった自宅から調達してくれた。
冷蔵庫の中の食料は厩舎裏の残り雪の中に貯蔵した。

馬たちの飼料も備蓄できた。
飼料を月初めに入れたばかりだったのが幸いだった。
これが飼料を入れる直前だったら・・・万事休すだった。

15日の夜に電気が来た。
18日には水が来た。電話も繋がった。
ガスはプロパンだったので当初から使う事ができた。
ただ燃料不足がいつまで続くかわからない状況なので極力節約、薪ストーブを活用した。

そんなことで頻繁に起こる尋常でない余震に不安を覚えながらも地震の被害もほとんどなくその後の不便生活を過しただけであった。
なのに、この週末、なんともいえない疲労感のようなものに襲われた。
いただいていたメールやコメントにもお返事も書かずにいる。

電気が来るまで情報はラジオと一枚の新聞だけであった。
電気が来て家の中が明るくなって、わ~と喜んだのもつかの間。
いままで映らなかったテレビからは、悲惨な沿岸の姿が映し出されていた。
尋常でない被害だとはわかってはいたが、あまりの事に呆然とする。

昨年陸前高田、大船渡へたびたび行く機会があった。
高田の道の駅にも立ち寄った。その姿がない。
大船渡で出合った若いご家族は無事だろうか?
リアス式海岸のあの静かな海が荒れ狂ったのか?

今なお多くの人々が行方不明、助かった人々も寒さと恐怖と悲しみの中にいる。
でもまだ本当の悲しみに気付かないようにしているだけなのではないだろうか?

私ももう自然災害だし、しようがない、とひたすら思っていた、思おうとしていた。
予期せぬ状況の中、なんとか家族やお預りしている馬たちを守るにはどうするか?しか考えていなかった。
少し元の生活が戻ってきて気が抜けたのか、なんなのか、どっと悲しみの大津波がやってきたよう気がする。
地震前に届いた気仙沼のワカメ屋さんのハガキ。
おいしい新ワカメ、買おうかな?と思っていた。
無事だろうか? 涙が出る。
こんなに普通の生活が戻っていることが申し分けないような気がする。

被害にあっていない私でさえそうである。
大切な家族を亡くされた方々、全てを失った方々、今はしかたない・・・と気持ちを消そうとされているに違いない。
これから先、どんなにか深い悲しみに引き込まれるのではないだとうか、と心配である。

私達にできること、私にできること、あるだろうか。
なにか出来るようになるように明日からがんばろう。

原発、各地の地震、まだまだ不安なことがいっぱいである。
どうかもう静まって、と祈ります。

人もたいへんであるが、相馬などでは馬の避難も問題になっている。

障がい者乗馬でお世話になった太田さんたちのブログからの情報です。 
被災地の馬たちの状況について

世界にひとつ‘ばんえい競馬の診療所’からの情報です。



動物たちにふっと心が癒されます。

17日の雪です。
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雪はもう溶けて、枯れ草でかくれんぼ・・・
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馬たちもドロンコ遊びです。
(3月19日)
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