曳き馬

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大学の馬術部時代のことです。
パカ子の気付の馬(世話担当の馬)は暁浪(あけなみ)という小柄な馬でした。だからあだ名は‘チビ’
チビは乗っては軽く動くハミや脚に敏感な馬でした。
週に一度の休馬日には 部員はそれぞれの気付の馬にはだか馬(鞍を付けないで)で乗って運動させたり、曳き馬をします。
一年生のパカ子にとって、チビの曳き馬はたいへん難問でした。
チビは大学構内をお散歩中に、草むらなどがお気に入りの場所があると曳いている人間を無視してゴロンゴロンと寝っころがる癖がありました。
そして寝っころがった後はテンションがあがっているので立ち上がるのです。
立ち上がる、っていうのは、後脚2本で立つ、直立するということ。

それが馬扱い初心者にはたいへんな恐怖でありました。
だから無事にチビと構内一周できた時はたいへんな喜びとともに自信がわいたものでした。

人よりも大きくて力もある馬を犬のように曳いて歩ける。馬が人に従ってくれる、これはマジックのようなものです。

さて、乗馬会の時に、子供達に馬を曳いてもらうこともあります。
ポニーとはいえ子供達にとっては大きな馬と並んで歩くだけでも勇気がいるものです。
そして乗る時と同じように、人の意思を伝えていっしょに歩かせる、自分勝手に歩くのではなく馬を気遣いながら歩く、という経験をしてもらうのです。

26日の乗馬会ではボランティアのMさんが、馬を曳くリーダーに初挑戦してくださいました。
ユキちゃんを曳いてみましたが、これがなかなか、難しい。
ただ馬場をぐるぐる回る観光地などの曳き馬と違って、乗馬会では止まったり、曲がったり、時には乗り手も手綱をとって馬を動かす練習もするので、そのサポートもしなければなりません。

馬も曳き手の合図で動かなくてはいけない時、乗り手の合図に従う時、といろいろなので、ストレスがあります。
そんな馬をなだめながら、乗り手の安全も考え、インストラクターの指示にも従って馬を動かさなくてはいけないのです。

Mさんもまだコツがつかめず、ユキをうまくコントロールできない場面もあって曳き手交代となることもありましたが、がんばってチャレンジしてくださいました。
乗るのも曳くのも馬とのコミニュケーションをとることには変わりはないと思います。
まず、やってみなければ始まりません。
経験が力になります。
また、チャレンジしてくださいね!

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(時には身体を張って止めることもあります。)




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この記事へのコメント

のらじ
2010年10月01日 21:25
> 馬が人に従ってくれる、
> これはマジックのようなものです。

> 時には身体を張って止めることもあります。


私は、はじめて馬に乗ったときから
馬の大きさを感じなかったし、
コワイなんて思わなかったし、
馬も私の言うことをよく聞いてくれて、
もう楽しくて楽しくて仕方なかったんです。

でも、
育成やってみて、やっとわかりました。笑

生産牧場で手をかけられた仔馬でなければ
ほとんどの仔馬はまったくの白紙ですもんね。
最初は身体はって止めなきゃ止まんない。笑
自分がクラブでどんなに楽してたのかって
身にしみてわかりました。(^o^;)

私の場合、マジックと言う感覚はないです。
育成をやる前と後とで大きく変わったことは、
マジックと言うよりも、憑き物?笑

育成を終えた後、クラブの馬たちが、私から
何かを感じて見ているのが良くわかります。
育成をやる前にはそんな様子なかったんです。

クラブの馬たちが私を見るその顔は、
育成の馬たちが、競馬場から迎えに来た人を
見る顔とおなじなんです。

ハッとして凝視する。
観念して抵抗すらできない生贄のような顔。
隠しておいた秘密を知られた弱みのような。

なので、育成をやる前には、
怒った声を出したり叩いたりしていたことが、
育成を終えた後には、ただ普通に見るだけ。
ただ普通に見るだけで馬がゴメンナサイする。

私がなにか変わったとは思えないんです。
育成中に、私になにかが憑いたにちがいない。
私はなにかを連れて帰ってきたんですね。笑
パカ子
2010年10月03日 18:37
のらじさんからは何かオーラが出るようになったのかな?
馬は人を見る、といいますが、動物的勘で(馬だから当然か~)侮れない相手だ、と感じるのでしょう。
私は人より力もあり大きな動物がちょっと本気を出せば人を振り切って逃げることもできるのに、人を信頼して付いて来てくれる事が不思議なのです。
でも力で服従させたものは時として裏切られることもありますね。
馬が心からこの人に付いて行きたいと思ってもらえるような人になりたいです。
けむ
2010年10月14日 11:34
パカ子さん、御無沙汰しています。
すっかり秋になりました。
私はウキホマレの担当でしたので、走るわけでも寝るわけでもなく楽な曳き馬をしていました。
すみません。
大学の校内を曳き馬して歩いていると、子どもたちからよく声をかけられました、
「お姉ちゃん、この馬、名前なんて言うの?」
「ウキホマレ」
「え?ウシホマレ?」
「ウキ!!ホマレ」
実際牛のような太さと、歩みでした。
ジョンとケンを連れてのお散歩は、大好きでした。そういえば、今飼っているサラは、ジョン座りをします。オスなのに、横座りで、なんだか色っぽかったジョンと違って、ふてぶてしく見えるのはなぜだろう・・・。
パカ子
2010年10月14日 22:00
けむさん、なつかし~い! ウキホマレ!
三白眼で上目遣いに人を見るような馬っこでしたよね。練習馬としてとってもお世話になりました。 D先輩がとっても可愛がっていましたよね。
馬術部のワンコたち、ジョンとケン? 名前忘れちゃいましたよ~

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