映画「いのちの山河」

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インフルエンザに罹ってから2週間が過ぎたけれど、まだ喉の痛みと微熱と背中のザワザワ感がとれなくて今ひとつ本調子に戻りません。
すぐに眠くなるし、怠け癖がついたのかも・・・

さてそんな日々を過ごしている中、映画を見てきました。
八丸牧場さんのダイちゃんが映画デビューした 『いのちの山河  日本の青空Ⅱ』  です。

昨年の今ごろだったか映画製作会社の方からメールがきました。
岩手県の沢内村を舞台にした映画を製作するにあたって馬車のシーンがあるので協力してもらえないか? というものでした。
我が家には残念ながら馬車も馬車を曳く馬もいないので、八丸牧場さんを紹介したのでした。

さて、この映画は昭和30年代、岩手県と秋田県の境にある沢内村という豪雪地帯の貧しい村を守った深沢村長と村民たちの姿を描いた秀作です。

沢内村は春には山菜、カタクリの花咲く自然豊かな両側を山に挟まれた山村ですが、冬は長く雪に埋もれる厳しい所です。
戦後、長く無医村であったこの村、『豪雪・多病・貧困』 という三悪を抱えていました。
乳幼児の死亡、老人の自殺、医者にかかれずに亡くなる人・・・

そんな村の状況を村長は生命尊重の理念の下、村民たちとの対話を通じて一丸となって 生命行政を実現していきました。
そしてついに全国でも最悪だった乳児死亡率を全国初の‘死亡率 ゼロ’ を達成させ、さらに老人と乳児の医療費無料化をもなしとげたのでした。

先日近隣の方のご法事に呼ばれ、お墓にもお参りしてきましたが、どこのお墓にも1歳や2歳で亡くなった子供さんの名前が刻まれていました。一昔前には子供が無事に育つということがどれほど難しいことだったのかと実感します。そんな時代に生活そのものがたいへんな小さな村が死亡率ゼロを達成したことはどれほどの苦労があったのかと思います。

昭和37年に策定された沢内村の地域包括医療実施計画の目的と目標には こう記されてありました。

幸福追求の原動力である健康を人生のあらゆる時点で理想的に養護するため、

*すこやかに生まれる。
*すこやかに育つ。
*すこやかに老いる。

これらの目標を実現する為には 誰でも(どんな貧乏人でも) いつでも(24時間、生涯にわたって) 学術の進歩に即応する最新、最高の包括医療サービスと文化的な健康生活の保障を享受する事が必要である。


現代においてどこの地域でも実現してきたかのように思えた医療行政ですが、最近また、不安な状態になってきています。
最新医療ができる大病院がある一方、田舎ではまた無医村が増え、年寄りだけでは遠くの病院にもかかれない、産婦人科もなく田舎では子供も産めない、育てられない・・・
県立病院でも医者不足でせっかく施設を立派につくったのに診療科目がどんどん減っていく・・・

これではまた時代は逆戻りです。
この沢内村の理念と目標、再考してみる必要があるようです。

お近くで映画上映がありましたらご覧になってくださいね。


さてダイちゃんのシーンは冒頭から3回くらいあったでしょうか。
ちょうど良い(?)猛烈な吹雪があった2月に撮影されたシーンは厳しい村の自然を表現するには最高!
しかしたいへんなロケだったでしょうね。

予告編があったので見てくださいね!
(ちなみに我が家にいる雪ちゃんはこの沢内村で育った馬っこです。
雪ちゃんも出演させたかったなあ・・・)

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この記事へのコメント

ユキのお母さん
2009年12月05日 22:23
まだ休養が足りないのですよきっと。あれこれサボって休んでください。
私は先日お店を臨時休業しました、開店以来はじめてのことで、随分気が引けましたが、それほど特に何が変わるわけでもなく「なんだ休んでいいんだ」と気づきました、そしたら楽になりましたよ。
 いのちの山河の沢内にこんなすごい村長さんがいたことを私たちが知ったのは移住した後でした、その後当時活躍した保健師さんやお医者さんと縁を結ぶことが出来、当時どれほど自分を捨てて村に尽くしたかを知りました。今は亡き保健婦さんを偲んで私も映画を
見ようと思います。
るる
2009年12月06日 12:48
見たいなあ
調べてみたら
二月に博多の市民センターで
やるらしい
ぜひに
行ってみようと思う
凍えないようにあったかくして
年末を過ごしてくださいませ
良いお年を


我が家はまだまだ
餅代稼ぎに奔走します
来年は寅だっけ?
うま年
ならいいのに
パカ子
2009年12月06日 18:29
ユキのお母さん、ありがとうございます。なんだか一度気が抜けるとなかなか空気を入れるのが時間がかかるようです。
私も冬の沢内に行った事がありますが、大変な雪で道中恐ろしかったです。昔の人々は雪に閉ざされた冬、どうして生活していたのだろう?と思います。
命を大切にする意識の根付いた沢内でお母さんのグループホームで過ごすお歳よりたちはお幸せです。
命を最後まで見守るたいへんなお仕事ですが、がんばってくださいね。

るるさん、博多でも上映されるのですね。
地元の方もエキストラで出ていておもしろいですよ。
もう餅の季節がやってきますね。
るるさんも風邪ひかないようにね!
とばちゃん
2009年12月07日 21:22
すこやかに生まれ、育ち、老いる・・・いつの時代でも共通の理念が最近は置き去りにされているように見えます。
個人と政治の両面から明確な見通しが欲しいものです。大阪でも上映されるようです。
インフルエンザお大事に。こちらもデイが1週間閉鎖になりました。
しかし前回と違ってマスクをしている人は殆どいません。買い置きのマスクがたくさん有り思案します。







パカ子
2009年12月07日 21:45
とばちゃん、映画の中の張り紙には 『すこやかに老いる。(できるだけ自然死にちかく)』 とありました。これからの自分の課題だ、と思いました。

豊かになったはずの世の中で、すこやかに産まれ、すこやかに育つはずの命が愛情も注がれずにむごい仕打ちを受けるような出来事が起こることにも憤りを感じます。

私も今回はマスクのお世話になりました。
お陰で今のところ家族にはうつらなかったようです。
とばちゃんもお気をつけて!

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