触覚(知覚)の大切さ

 
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餌を食べ終わった飼い桶をはずすとカランコロンと小石が入っていることがあります。

乾草や穀物の中にまぎれていた小さな小石も馬は上手に選り分けて残します。ガリッとかじってから、ペッと吐き出したわけではないと思います。
鼻の下が長い馬はその鼻の下というか口を忙しく動かして美味しいものを選り分けて食べていきます。
短い草もきれいにむしって食べます。

これには口の周りに生えている長いヒゲも大事な役割を果たしているようです。

昔、馬術部の先輩がいたずらでこのヒゲを切ってしまった馬がいたそうです。そうしたらその馬は飼葉桶の中にしばらく顔を入れられなかったといいます。
おそらくヒゲは触角のような役割をしているのでしょう。飼葉桶の中で餌を探ったり、底までの距離を感じたりしているのではないでしょうか?

ポコ夫は頚隋損傷の後遺症で手足の感覚にも麻痺 (知覚障害) がみられます。今なお常時しびれの感覚が強く残っています。そして通常触れて感じるそのものの温度、軟らかさ、堅さ、ざらざら、つるつるというような感覚がほとんど無いか、もしくは極端に感じるようです。
その結果、にぎり寿司はまさしく握りつぶしてしまいます。これは動かそうとすればするほど力が入ってしまう事にもよりますが・・・
また、目をつぶって物を触るとそれが何だか判別できません。

人は触覚でその触ったものの形状や堅さ、温度などの情報を得てそれに応じた体の動きを自然に行っています。それは別に考えなくても普通に出来ることで皆、無意識でやっていることですが、ポコ夫を見ていると実は “できる”ということがすごいことなんだなあ、人間の体はよくできたものだなあ、と思います。
そういう知覚に障害を持ってしまったポコ夫のような人は 様々な事が困難になり身体も気持も混乱するでしょう。その辛さは私たちには計り知れないものがあるでしょう。

軟らかい、温かいものに触れてその温もりを感じられること・・・それだけで実は幸せなことなのだと気付かされます。

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